【体験レポ】開業のお話を聞きたくてよろず支援拠点の無料相談を利用してみた

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こんにちは。りんです。

夫の引っ越しにより、前職を退職して新たな地で暮らすようになって1ヶ月と少し。(2024年5月現在)

こちらの生活にも少しずつ慣れてきたように思います。

さて、今回はこちらのよろず支援拠点の無料相談を利用してみた経験談を書いてみたいと思います。

目次

心理職としてのキャリア、どうする!?

心理士として働く中でキャリアに悩みまくる私。(いつも)

今回夫の転勤で島に引っ越してきたのですが…

島にはあまり心理のお仕事がないのです(´;ω;`)

心理職として安定して雇用してもらえる職場がないので、

単発の心理のお仕事を少しずついただきながらキャリアを積んでいこうかなと考えています。

また、今後子どもたちが大きくなってきたり、夫がまた転勤する可能性があるため、

そのときに備えてもう少しフレキシブルな働き方ができるといいな

そのための準備をしていきたいなと次男の育休中から少しずつ考えていたところではありました。

りん

意外とすぐ来そうな長男小1の壁、怖い…

心理職の中には、カウンセリングルーム等を開設して開業されている方開業届を出して非常勤かけもちで働かれている方がおられます。

私はこれまで会社員として働いた経験しかなかったので、こういった働き方についても子どもが生まれてから興味を持つようになりました。

開業のことについて、X(Twitter)でもいくつかつぶやいているので載せておきますね。

私の素朴すぎる疑問に、多くの方々が温かいコメントをくださっています。

私の投稿はさておき、そこに寄せられている皆さんのリプをぜひご覧ください。

このように開業のことをいろいろつぶやいていたら、心優しいフォロワーさん達からこのような相談機関をご紹介いただきました。

よろず支援拠点 全国本部

よろず支援拠点というのは、国が設置した無料の経営相談所のことです。

全国の中小企業の経営をサポートしたり、起業を考えている人へのアドバイスを行う機関です。

現在経営をされている企業はもちろん、個人事業主として事業をやっていく際もアドバイスをいただけるとのことでした。

開業届ってどう書くの?という超がつくほどの初心者の私でしたが、よいチャンスだと思い申し込みをしてみました。

実際に利用した結論から申し上げると、

りん

もっと早く利用すればよかった!!

の一言に尽きます。

今回は、その経験談を熱量そのままでお届けしていきますね!(暑い)

よろず支援拠点の特徴

よろず支援拠点は、さきほどもお伝えした通り、全国の中小企業の経営をサポートしたり、起業を考えている人へのアドバイスを行う機関です。

具体的にはどのような特徴があるのでしょうか?

全国の都道府県に設置されている

 各都道府県に設置されているので、私のような「まずどこに相談すればいいんですか?」という人もアクセスしやすいのではないでしょうか。

また、地域で事業を展開していきたいという方にとっては、その地域の担当の方に相談をすることで地域の実情を踏まえたアドバイスをいただける可能性が高いと思います。

さまざまな専門家の方が在籍している

よろず支援拠点には、中小企業診断士をはじめ、さまざまな資格を持ったスタッフが在籍しています。

中小企業診断士は、以下のような業務を担われています。

中小企業診断士の業務とは?

 中小企業診断士の業務は、中小企業支援法で「経営の診断及び経営に関する助言」とされています。
 「現状分析を踏まえた企業の成長戦略のアドバイス」が主な業務ですが、その知識と能力を活かして幅広く活躍しています。

中小企業診断士の役割とは?

 中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。

一般社団法人 中小企業診断協会HP

申し込み時に自分の相談したいことをお伝えしておくと、それに応じて担当の方を決定してくれるようです。

りん

筆者を担当してくださった方はITにお詳しい方でした!

何度でも無料で相談にのってもらえる

まずはお試しで相談してみたい!という私のような人にはぴったりだと思います。

起業塾など、有料のコンサルテーションもありますが、それが今の自分のニーズに合っているのかどうかがわかりません。

(そして有料コンサルは結構お高い…)

 まだ事業を立ち上げるかどうかというスタートラインにも立っていない私にとってはハードルが高かったので、

まず無料でお話を聞くことができる場所があるのはありがたかったです。

りん

引っ越し直後でお財布が寂しいので無料で相談できて助かりました

申し込みの手順

相談に至るまでは、以下のような手続きを踏みました。特に難しいことはなく、スムーズに申し込みができました。

STEP
住んでいる地域のよろず支援拠点を検索
STEP
ホームページのお問い合わせフォームにアクセス
STEP
必要書類を記入後、申し込みをおこなう
STEP
事務局の方からメールで日程調整の連絡が来る
STEP
希望日を選択し、申し込み完了

以上のような流れで申し込みを行いました。

お問い合わせフォーム以外にも電話メールでの申し込みも受け付けてくださるところもあるので、

お住まいの地域のよろず支援拠点を検索してみてください!

私の県のよろず支援拠点さんは、各市町村にて出張相談もされていました。

りん

離島にも出張していただけたよ(ありがたすぎる!!)

また、対面の相談もOKですが、オンラインでの相談も受け付けているとのことでした。

自宅で相談をしたい方は、オンライン相談についても尋ねてみられるとよいかもしれません。

実際の体験レポ

相談の枠は1時間となっていました。

子ども達を保育園に送り出し、いざ主張会場へ出発。

りん

当日は次男が病み上がりで、保育園からお迎え要請の連絡が来ないかひやひやでした…

当日はざっくりとこのようなことを相談しました。

夫の転勤で離島に来たばかりで、今自分の資格を生かして定期的に働ける機会や場所がない。

子どもの保育園のこともあり、一旦他業種で会社員として働きながら副業という形で心理の業務委託のお仕事を少しずつ請け負いながらやっていきたいと思っている。

開業届を現時点で出すことは適切なのか。

開業届を出すと個人事業主となります。

個人事業主になると、保育園の入園要件を満たせる可能性もあり(ワーママにとっては超重要!)、

青色申告をして経費を計上できます。(そして結果的に節税ができる)

一旦開業届を出しておくと上記のような恩恵を受けられるのかなと思いつつ、

現在細々と取り組んでいる業務委託のお仕事やブログでいただく収入は本当にわずかなので、

わざわざ青色申告をする必要があるのか迷っていました。

YouTubeも見ながら知識をつけようとはしたものの、

「果たして自分はちゃんと理解できているのか?」と自信を持てずにいましたので、

実際にプロの方に現状を伝え、お話を聞いてみたいと思っていました。

担当の方に相談したところ、

担当者さん

お話をお聞きしていると、

今は会社員+副業という形にして
会社員の恩恵(安定した収入、社保加入等)を受けながら
少しずつ自分の事業を育てることをおすすめします。


つまり、今すぐ開業届を出す必要はないように思います。

とのことでした。

業務委託の仕事の収入もブログの収入もすずめの涙なので、

そういった副業収入が毎月安定して発生するようになってから開業届を出しても遅くはないとのことでした。

また、

担当者さん

現在SNS等で発信はされていますか?

と聞かれました。

りん

い、一応Xやnoteは…趣味で…

とおそるおそる(←)答えましたが、

担当者さん

いいですね!

まずはそういったSNS等でコミュニティを育てていくと、
ご自分の事業につながるヒントを見つけたり、
それを広げていくことができますよ

とアドバイスしてくださいました。

また、いろいろとお話をしながら、

りん

今は本当に趣味なんですが、
今後細々とでも子どもを育てながら心理の仕事をする方のサポートが
できたらなと思ってはおります~…

とふんわりとやってみたいことをお伝えすると、

担当者さん

りんさんのような心理職の方はもちろん、
心理職に限らずとも今後のキャリアをどうしようかと迷っておられる方は多いように感じています。

我々は働き方について制度やハウツーをお伝えしていく立場ですが、
その前段階である働き方をどうしようと迷っておられる方に寄り添うサービスはまだまだ少ないと思います。

そういったところに心理職の方が携わってくださるのもありがたいと思います。

とお話いただきました。

このことに取り組むかどうかは別にして、私自身このような視点はなかったので目からうろこでした。

心理以外の方からこういったマーケティングに関するお話をお聞きできる機会はなかったので、

大変新鮮でしたし視野が広がった感じがしました。

まとめ:よろず支援拠点の無料相談はこのような人におすすめ

今回、実際によろず支援拠点の無料相談を利用してみて、以下のような方にはおすすめしたいと感じました。

・起業の相談をするのが初めての人

・地域に根ざした事業をおこなって行きたい人

・自分が何をやっていきたいかをこれから具体的に考えたい人

私自身、自分の状況に応じて、今後また相談を申し込んでみたいなと感じました。

まずは、新しい土地で会社員のお仕事を頑張りつつ、

心理のお仕事を少しずつ増やしていきながら、

自分が提供できるものは何があるのかを探して行きたいと思います。

ご興味のある方は、ぜひ一度お住まいの地域のよろず相談支援拠点を検索してみてくださいね。

よろず支援拠点 全国本部HP

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

4歳と1歳の息子を育てる32歳の臨床心理士・公認心理師です。
子育て中の心理職の働き方や暮らし方を日々模索中。
X(Twitter)、noteも更新中です。

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