子どもの入院 どんな環境で過ごす?付き添う親が準備しておくものはこれ!

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こんにちは。りんです。

12月に入り、寒さも本格的になってきましたね。

冬になると、乾燥×寒さで子どもたちは風邪をひきやすくなってきます…

りん

ワーママになって冬が怖くなりました…(今まで大好きだったのに…)

我が家の息子も例にもれず、0~1歳の頃は熱を出し、頻繁に風邪をひいておりました。

そして、息子1歳4カ月の2022年1月。

なかなか症状が治まらず39℃~40℃台の熱が数日続き、急性気管支炎で入院となってしまいました…

普段はかかりつけの小児科で処方された薬を飲み、その後回復するのですが、このときはたまたま違う小児科(休日当番医)を受診し、普段と違うお薬を処方されました。

このお薬の味?が息子はあまり好まなかったようで、アイスに混ぜてもゼリーに混ぜても吐き出してしまい、なかなか薬を飲めていなかったのです。

今では、多少無理矢理になってもお薬をペースト状にして口の中にすりこんで飲ませたりといったこともできるのですが、

当時は親も看病にあまり慣れておらず、薬をなかなか飲まない息子を目の前におろおろしていました。

目次

付き添い入院は過酷…その現場とは

私はまだ2年ほどしか育児経験がありませんが、この付き添い入院の5日間が私の育児史上最も心身ともに辛い期間でした。

なぜそう感じたのか…当時のことを振り返ってみたいと思います。

病院のスタッフさんは、業務でお忙しい中大変親身になって対応してくださいました。以下の体験談は、制度上の問題に対しての感想を述べたものであり、病院のスタッフさんの対応について言及したものではありません。その点をご了承いただきご覧ください。

まずは入院時の状況についてです。

【食事編】

〈子ども〉

3食病院食を提供してもらえます。

最初のうちは熱でぐったりしてほとんど食べませんでしたが、2、3日後には元気になり病院食はほぼ完食。

〈大人〉

病院からの食事の提供は一切なし。

入院時、「お母さんたちはお子さんが残されたものを召し上がってます」と看護師さんから教えてもらいます。

最初は子どもがほとんど食べないのでそれをもらうことができるのですが、途中から子どもが完食できるようになると親が食べるものは一切なくなり、自分で食べ物を調達する必要があります。

病院の売店に買いに行くこともできるのですが、それは”子どもが寝ている間”のみ

夜間は売店は閉まっているので、買いに行くのはお昼寝のタイミングしかありません。それか家族に差し入れてもらうかになります。

りん

私は夫に頼んで菓子パンやパウチゼリーを差し入れてもらったよ!

【お風呂編】

〈子ども〉

入院中、子どもは入浴はなく、毎日清拭になります。

朝、看護師さんが温かいおしぼりをもってきてくださるので、それで身体を拭きます。

〈大人〉

子ども同様、もちろん入浴はなし。病棟に簡易的なシャワールームがあり、そこは使うことができました。

利用できるのは、日中・”子どもが昼寝している間”のみ。時間は15分程度とされています。

すべての家庭が同じ条件なので、シャワーは毎日争奪戦。

りん

子どものお昼寝の時間はだいたい同じ時間になるよね…(しかもお昼寝してくれたらラッキー)

私は5日間の入院のうち、シャワーを浴びることができたのは1回だけでした。

【睡眠編】

〈子ども〉

 子ども用の柵付きベッド(サークルベッド)で寝ます。寝ているときも基本的に点滴はつけっぱなしです。

〈大人〉

 寝るときも子ども用のベッドで子どもと添い寝です。病院によっては、親が寝るための簡易ベッドを準備してくれるところもあるようですが、今回入院した病院は簡易ベッドはなく子どもと一緒に寝ました。

お昼寝する息子とロールパンを食べる私

ちなみに、5日間過ごした病室はこんな感じです。

〈病室の概要〉

・4人部屋(息子入院時は他に2家族おられました)

・テレビ・冷蔵庫は共通の有料カードを購入し使用(見る余裕はなかったのでカードは購入しませんでした)

・流し台が窓際に1つ

・レンジやポットなど調理できる道具は一切なし

また、コロナ禍での入院でしたので、通常とは異なり、このようなきまりもありました。

〈コロナ禍入院のきまり〉

付き添い者の交代は原則不可→どうしても交代したい場合は自費でPRC検査を受けて交代する

・途中で荷物をもってきてもらうときは、病棟前で看護師さんに預ける

・院内に入る前も車内で検査を実施し、陰性が確認されるまで車の中で待機

 

りん

高い熱でぐったりしている息子を小脇に抱え、職場に業務調整の連絡をしたり両実家に連絡をしながら約1時間待ちました…
(30~40分と言われていたけど、結果1時間くらいかかりました)

・病室内ではなるべく他の家族との会話禁止

子どもはベッドから出るの禁止(コロナ禍でなければちょっとしたキッズスペースを利用できるようです)

以上振り返ってみましたが、なかなか過酷な状況でした…

まだコロナ禍の付き添い入院しか経験したことはありませんが、交代ができたり病室を出て子どもと少しでもお散歩できたらどんなに気持ちが軽くなっただろう…と思いました。

書きたいことがあふれてきますが、本題に戻りたいと思います!(前置き長い)

いよいよ、持ち物編です。

基本的な持ちもの

ここでは、一般的に入院時に持参するものを載せてみます。

〈子ども〉

・保険証/医療証/おくすり手帳

・着替え(入退院時、入院中は基本病衣でした)

・歯ブラシ

・おむつ/おしりふき

・使い慣れている食器

・フェイスタオル

・おもちゃ

・箱ティッシュ

・手口ふき

・ジュースやおやつなど

〈大人〉

・保険証

・着替え(パジャマに着替える余裕はなくずっと洋服で過ごしました)

・洗顔用品

・歯ブラシ

・筆記用具/書類を入れられるファイル

・現金

・印鑑

・携帯の充電器

・おかしやアメ、ゼリーなど手軽に食べられるもの

といったところでしょうか。

実際に持参してよかったもの

ここからは、「これを持っていってよかった…」というものを実際にリストアップしていきます!

長袖エプロン(子ども用)

入院中ずっと病衣で過ごしている息子。もちろん食事中も病衣です。ベッドの上で食事をとります。

病衣は汚れたら交換ができるのですが、汚れるたびナースコールを押して「すみません、病衣の替えお願いします…!」とスタッフさんに頼まなければいけません。

着替えについても、点滴を付けているので普段のようにスムーズにはいきません。

極力病衣の交換は最小限にしたい!!

普通のエプロンですと袖部分が汚れてしまうので、いつも外食時に使っているこの長袖エプロンが重宝しました。

(くすみカラーがかわいいです♡)

バスタオル(多め)

「フェイスタオルあるからいいか…」と思いつつも4、5枚バスタオルを持っていきましたが、これがかなり重宝しました。

さきほども述べたように、子どもが食事するときはベッドの上です。

自宅であればフローリングなので、子どもがごはんをこぼしてもさっと拭き取れます。

しかし、ベッドの上にこぼしてしまうと、またシーツ交換が必要…

交換のためだけに忙しいスタッフさんを呼ばなければいけません…(ごめんなさい)

そこで、食事中はバスタオルを敷き詰め、その上に息子を座らせて食べさせていました。

シーツを汚さずに済むので親の精神衛生上よかったです。

我が家はいつもこのタオルを使っています。楽天のセールのときにはお安くなるのでおすすめです。

また、ほかにもバスタオルはこんな活用もできました!

  • 添い寝する親用の簡易まくら代わりに
  • ベッド柵にかけておいて一時的な目隠しに
  • 少し湿らせてベッド柵にかけておき乾燥防止に
  • 息子の遊び道具に
    • 引っ張り合いっこに使う
    • くるくるまるめてその上に腹ばいになりごろごろする

バスタオルがあるのとないのでは安心感がまるで違う…バスタオル万能…!

とてもお世話になりました。

脱ぎ履きしやすいスリッパ(親用)

病室からはほぼ出られませんが(白目)、息子のお世話等で数えきれないくらいベッドから降り、また乗ります…

そのときにささっと履けるスリッパは必須!!

安いもので構わないので(私は5日間で履きつぶし退院前に病院で処分させてもらいました)、

ストレスフリーに脱ぎ履きできるスリッパをぜひ1組持っていきましょう!

お絵かきパッド(子ども用)

息子が元気になってきたら、ベッドの中でいかにストレスなく過ごせるかどうかということに頭を悩ませました。

お絵かきは好きだったので、あらかじめ買っていたこのお絵かきパッドを持っていきました。

これで一緒に某パンのキャラクターや某ネコ型ロボットを描いたりしながら遊びました。

ペンを放り投げるのはあるあるなので、あらかじめ本体とペンを長めのひもで結び付けておくことをお勧めします!

りん

落としたペンを毎回拾うの、大変よ…

すっきりできるシートマスク(親用)

何度も申し上げるように、入院中親子ともどもお風呂には入れません。

子どもは毎日清拭があり、温かいほかほかおしぼりをスタッフさんが持ってきてくださいます。(うらやましい…)

もちろん親にはそんなサービスはありません。

メイクどころか洗顔も毎日ままならない状態ですので、洗顔も保湿も一気に済ませる、そんなすっきり系のシートマスクの持参をおすすめします。

私は毎日このサボリーノ様にお世話になっていました…!ありがとうサボリーノ…!

S字フック

りん

人生でこんなにS字フックにお世話になったことはありません(真顔)

ベッドは柵状になっているので、いろいろとかけておくことができます。実際にはこういったものをかけました。

  • フェイスタオル
  • ハンガー
  • 洗濯物を入れるエゴバック
  • ちょっとしたゴミを入れるビニール袋

「すぐ手が届くところに、ちょっと置いておきたい」

そういうものをかけるのに大変役立ちました。

100円ショップやホームセンターですぐ手に入るので、元気なうちにゲットしておきましょう!

100円ショップのシールブック(子ども用)

地味に私を助けてくれたこのアイテム。

100円ショップに行くと、子ども用のシールブックが売ってるんですね。

土日に夫に頼んで大量に買ってきてもらいました!

病室ではほかのご家族もおられるため、音の出るおもちゃでは遊びづらい…

(入院したときは同じお部屋に月齢の低い赤ちゃんも入院していたため、あまりうるさくすると申し訳なかった…)

息子も結構はまってくれていたので、貼り貼りしてもらっている間に母はスマホを見たり目を閉じてつかの間の休憩を取ることもできました…

こちらはダイソーさんのシールブック

番外編:これがあればよかったな…と思ったもの

今回付き添い入院を体験してみて、「これがあれば…」と思うものもいくつかありましたので、それについてもご紹介してみたいとい思います。

子ども用のタブレット

付き添い入院中、食事・睡眠・回診・処置・清拭以外の時間は、すべてフリータイム(白目)。

遊びのレパートリーもなくなってきます…

少し病室の外に出られたらいいのですがそれもできず…

ということで、入院中は結構YouTubeなどの動画を見てもらっていました。

(ほかのご家族さんも皆さん見せておられました)

りん

病室はWi-Fiが使えないと聞いていたので(白目)、入院前夜に急いでYouTube Premiumに加入し、スマホにいくつか動画をダウンロードをしておきました…

大正解でした。

動画は私のスマホで見せていたのですが、その間は親はスマホが使えません。

子どもがゆっくり見てくれている間に仕事関係の連絡や夫への連絡をしたくても、それができずに困りました。

多少高くても子ども用のタブレットを買っておけばよかったな…と思いました。

ペットシーツ

先ほども少し触れたのですが、子どもは食事のときに食べこぼしが多いです。

そのときにバスタオルを敷いていましたが、その上に、ペットシーツ等汚れてもすぐに捨てられるものを敷いておくとなお楽だったなと思いました。

ペットシーツは万能で、子どもが小さいころはベビー布団とシーツの間に敷いて防水シート代わりに使っていました。

これからは胃腸炎系の病気も流行りやすいかと思うので、そういうときにも活躍してくれそうです。

我が家も常にストックしております!

付き添い入院は、親子共々快適に過ごせることが一番!

付き添い入院は、症状のある子どもたちはもちろん辛いのですが、親にとっても非常にハードです。

親子共々、少しでも快適に乗り越えていくことがとても大切だと思います。

そんな中、付き添い入院をする保護者さんをサポートされている団体もあります。

長期入院をされる方には、サポートグッズを送ってくださる取り組みもされているようです。ぜひ見てみてください。

また、マクドナルドでは子どもさんの長期入院に付き添うご家族を支援する、ドナルド・マクドナルド・ハウスという施設があります!

我が子の付き添い入院を経験して、「5日間でもこんなにしんどかったのに、長期となると心身ともに大変だ…」と身に染みて感じました。(心身ともに)

病気の子どもさんに長期で付き添われるご家族に対して少しでも何かお役に立てたらと思い、我が家もできる範囲でサポートをするようになりました。

りん

我が家はハッピーセットを買うときに、募金付きのクーポンをできるだけ使うようにしています!(公式アプリにあるよ)

付き添い入院は非常に過酷なので、その制度自体を見直すべきでは?という声も上がっているようです。

これから付き添い入院のシステムがどう変わっていくのか、子を持つ親としては気になるとこです。

言わずもがなですが、現場で頑張ってくださっている医療スタッフの皆さんには本当に頭が下がります。

スタッフさんも無理なく働くことができ、私たち利用者も無理なく過ごせる制度が整えられるように願うばかりです。

(もう終了していますが)先ほど紹介したキープ・ママ・スマイリングさんでは”付き添い入院に関する調査”を行ってくださっていました。私も回答させていただきました。少しでも現場の声が、国に届くといいなと思っています。

入院はしないに越したことはないですが…これから付き添い入院をされる方のご参考になりましたら嬉しいです。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

4歳と1歳の息子を育てる32歳の臨床心理士・公認心理師です。
子育て中の心理職の働き方や暮らし方を日々模索中。
X(Twitter)、noteも更新中です。

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